1965年3月20日、およそ1年半前に暗殺された第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの偉業に敬意を表し、
カナダ政府により命名された同国ユーコンにある当時北米最高峰で未登頂の山“マウント・ケネディ”に、
JFKの実弟で上院議員のロバート・ケネディが初めて挑む。

ナショナルジオグラフィック協会などがスポンサーとなり、当時としても前代未聞の挑戦な登頂をサポートしたのは、
1963年にアメリカ人として初めてエベレスト登頂を果たし国際的な注目を集め、のちに全米最大手のアウトドア・チェーン
「REI」のCEOを25年間務めたジム・ウィッタカーだった。

（奇しくも兄と同じく、その後公民権運動支持者のマーティン・ルーサー・キング牧師暗殺の約2ヶ月後に暗殺されてしまう）。

父たちが“マウント・ケネディ”初登頂を果たした50年後、その息子たち（ロックバンドの伝説的マネージャー、
州知事候補者、そして若き登山家）は、2つの家族の特別な絆を辿り、再び父たちの目指した山頂を目指すのだった。